ブラックストーン・グループが武田コンシューマーヘルスケアの買収契約を締結
東京(2020年8月24日)– ブラックストーン・グループ(ニューヨーク証券取引所:BX、以下「ブラックストーン」)が運営するプライベート・エクイティー・ファンドが、武田薬品工業株式会社の子会社であり、日本を中心にOTC(一般用医薬品)等を製造、販売する武田コンシューマーヘルスケア株式会社(以下「TCHC社」)の株式を、武田薬品工業株式会社より取得する株式譲渡契約を締結しました。
TCHC社の主力製品である「アリナミン」は、66年以上に亘り、日本を代表するビタミン製剤の一つとして、日本家庭の健康を支え、愛されてきた製品です。アリナミン錠とアリナミンドリンクに加え、TCHC社は症状別風邪薬の先駆けである「ベンザブロックシリーズ」を含む、多様なOTC医薬品を提供しています。
ブラックストーンのプライベート・エクイティー部門日本代表を務める坂本篤彦は「日本人の生活・健康に深く根ざしてきた、歴史ある製品を有するTCHC社とのパートナーシップ成立を非常に光栄に思っております。今後はTCHC社、そして従業員の皆様が、独立したコンシューマ―ヘルスケア専業会社として、国内No.1を目指して成長していくご支援を最大限させて頂くつもりでございます。「アリナミン」を始め、これまで長きにわたり日本で確立してきた高いブランド価値を活かし、新製品や新領域への展開拡大を進め、より幅広い消費者・患者ニーズに応えていくことが可能であると考えております。更に、我々のヘルスケア・コンシューマーセクターにおける国内外のネットワークや知見を最大限活用し、積極的なアジア展開を進める等、TCHC社の更なる成長に貢献することができると確信しております。」とコメントしました。
TCHC社の古田未来乃 取締役会長は「何十年もの間、アリナミンなどのブランドは日本のお客様から愛され、信頼を獲得してきました。世界有数の投資会社でヘルスケア分野への豊富な投資実績を有するブラックストーンの積極的かつ戦略的な投資のもと、TCHC社が有する高い専門性が如何なく発揮されることで、これらのブランドと事業、そして組織がますます発展していくものと確信しています。」と述べました。
今回の買収契約締結は2019年のあゆみ製薬に続き、日本のヘルスケアセクターにおけるブラックストーンによる2件目のプライベート・エクイティー案件となります。
本件に関わるブラックストーンの財務アドバイザーは三菱 UFJ モルガン・スタンレー証券株式会社、法務アドバイザーはシンプソン サッチャー アンド バートレット外国法事務弁護士事務所とアンダーソン・毛利・友常法律事務所です。
ブラックストーンについて
ブラックストーンは世界有数の投資会社の一つであり、優れたプロフェッショナルチームメンバーと柔軟な資金を活用することで企業の問題解決を支援し、市場参加者や投資先、関係するコミュニティーすべてに対する長期的な価値創造を追求しています。ブラックストーンは、プライベート・エクイティー、不動産、公債・株、グロース・エクイティー、オポチュニスティック、非投資適格債権、実物資産、セカンダリーファンドなどで預り資産合計5,640億ドルをグローバルに運用しています。更なる情報はwww.blackstone.comよりご覧いただけます。ブラックストーンのツイッターアカウント@Blackstoneもご参照ください。
問合せ先
Ellen Bogard
ブラックストーン グローバル・パブリック・アフェアーズ
[email protected]
+852 9731 9726
福田安孝
Citigate Dewe Rogerson 東京事務所
[email protected]
+81 (0) 3 4360 9234
英語の原文プレスリリースはこちらをご参照ください。